異国情緒あふれる観光都市、長崎
鎖国中、日本で唯一外国と接点を持つことが出来た土地ならではの、異国情緒あふれる観光スポットが有名な長崎市。足を延ばせば日本最西端の駅、「 佐世保駅 」や、オランダ気分が満喫できる「 ハウステンボス 」もあるので、市内に1泊、市外に1泊など、違うホテルに宿泊して数日かけて回るのがおすすめ。長崎市内の観光は、ぜひ路面電車に揺られながら楽しんでください。
世界遺産にも登録決定
スコットランドの武器商人グラバーが建てたと言われる 旧** グラバー住宅**は、現存する日本最古の木造洋風建築で、屋根がクローバー型になっています。邸宅内には隠し部屋が設置されており、坂本龍馬や若き藩士たちが密談に使ったのでは、と歴史ファンの心をくすぐります。
2015年7月の第39回ユネスコ世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産」の1つとして 世界遺産 にも登録されました。
旧グラバー住宅だけでなく旧リンガー邸や旧オルト邸などいくつもの見所があり、日本で初めての西洋料理レストランや、日本初のテニスコート跡も残っています。
点在する数々の名所
長崎市には数えきれないほどの観光スポットがあるので、移動に時間をかけていたらもったいない!効率よく観光するためにも、駅周辺にあるビジネスホテルや、長崎駅から徒歩4分という好立地が魅力のゲストハウスCasa Noda、眼鏡橋近くにあるインターナショナルホステルあかりなどを活用しましょう。お手頃なラブホテルを使うより、格安のゲストハウスに宿泊する方が、長崎の街をより楽しめます。
眼鏡橋 は、現存する日本最古のアーチ型の石橋で、川面に映りこんだ景色と合わせて見るとまるで眼鏡のよう。橋の近くでは昭和35年から変わらぬおいしさで人気のちりんちりんあいすの屋台に長い行列が!さっぱりとした懐かしい甘さで大人気のアイスは、お願いするとバラの花の形に盛り付けてくれます。
眼鏡橋から海に向かって歩くと見えてくる 出島和蘭商館跡 も必見。コーヒーや香辛料を日本に持ち込んだオランダ人商館員達の暮らしぶりが、実際の部屋やミニモニターでの説明で詳しく分かります。
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世界で2番目の被爆都市
広島に次いで、世界2番目の被爆都市でもある長崎。爆心地付近には 平和祈念像 や 原爆資料館 があり、修学旅行生だけでなく外国人観光客も数多く訪れます。
資料館には、オランダ人アーティストから寄贈された38メートルの白い連鶴が展示されています。150メートルの紙を折って作ったという約1000羽の鶴は、よく見ると1羽1羽が全て繋がっていて、その緻密さは圧巻です。
子どもにもわかりやすく、多すぎない展示内容なので、少しでも時間があれば立ち寄るのがおすすめです。
1000万ドルの夜景!?
「函館」「神戸」と並んで『 日本三大夜景 』と呼ばれている長崎の夜景、なんと「モナコ」「香港」と並んで『 世界新三大夜景 』にも認定されています。稲佐山展望台から見下ろすと、まさに宝石箱をひっくり返したという表現がぴったり!
カップルで訪れた際には、展望台の床にもご注目。足元を照らすたくさんのライトの中に、ハート形のライトが隠れています。見つけたら是非2人で記念撮影を。ホテルまでの送迎付きで夜景観光バスツアーもあるので、事前に問い合わせてみましょう。
また、高級感あふれるベストウェスタンプレミアホテル長崎の15階「ニューヨークダイニング」では、夜景を見下ろしながら大人なひとときを過ごせておすすめです。
鎖国中は中国との交易も盛んだったため、長崎ちゃんぽん、皿うどんなど、中国文化の影響を受けた名物も数多くあり、 長崎新地中華街 も人気の観光スポットです。たくさんの顔を持つ長崎、一度訪れたら虜になることでしょう。