どこを見ても感動!水の都「ヴェネツィア」
イタリアの中でも美しい街並みを誇るヴェネツィア。自然の海と人々が長い年月をかけて築き上げてきた街並みは、世界遺産に認定され世界中から観光客が訪れています。今すぐ行きたくなること間違いなし!ヴェネツィアの観光スポットをご紹介します。
市内観光は徒歩と船で
ヴェネツィアは車での移動はできません。島内での交通機関は水上バス・水上タクシー、徒歩がメインです。ぜひ名物のゴンドラに乗ってみてください。細い水路を進みながら眺める景色は、中世にいるかのような気分を味わえます。
ゴンドラは乗り場によってルート、値段、時間が異なるので、乗船前にゴンドリエーレ(漕ぎ手)との交渉を忘れないようにしましょう。ホテルの手配サービスを利用して予約するのも良いでしょう。伝統的なベネチアンスタイルのホテルリアッシディ パレスでは、コンシェルジュサービスでゴンドラの予約依頼が可能です。予約の際はカンツォーネの演奏をつけるのも忘れずに!日本でもよく知られている曲を歌ってくれるので、イタリア語が分からなくても楽しめます。
すべてが絵になる観光スポット
観光は中心に位置する サン・マルコ広場 からスタートしましょう。サン・マルコ広場は、「屋根のない宮殿」とも言われ、広場に建つ建築物はすべてが観光名所です。サン・マルコ寺院は、職人の技が光るモザイク画が見どころです。特に、パラ・ドーロと呼ばれる祭壇画には金や宝石がふんだんに使用され、かつての繁栄ぶりを知ることができます。2階のバルコニーからはラピスラズリの青地が美しい時計台を近くに見ることができますので、ぜひ上がってみましょう。
カナル・グランデ沿いを散策するのもおすすめです。シェークスピアの「ベニスの商人」にも登場する リアルト橋 は外観だけでなく、橋の上からの景色も必見です。岸辺沿いはどこを切り取っても絵になる絶景ばかりです。リアルト橋近くには市場もあり、普段の生活を垣間見ることができて面白いでしょう。また、周辺にはバーカロと呼ばれる居酒屋が集まっています。比較的リーズナブルなお店が多いので、地元の白ワインを片手にチケッティ(おつまみ)を楽しんでみてはいかがでしょうか。
観光の目玉はヴェネツィア映画祭の会場
見逃せない観光名所はサン・マルコ寺院の横に建つ豪華な建物、 ドゥカーレ宮殿 です。世界三大映画祭のひとつであるヴェネツィア国際映画祭の会場でもあります。ドゥカーレ宮殿はヴェネツィア共和国時代、総督の邸宅であり、また評議会や裁判が行われた場所でもあります。有名な「ため息の橋」を渡れば、牢獄もありました。現在は博物館となっており、華やかな装飾、歴代の総督のコレクションは目を見張るばかりです。
宿泊先にも宮殿のような高級感を求める方には、ホテル ダニエリがおすすめです。旧総督邸を改装して作られた5つ星のラグジュアリーホテルは、運河が一望でき、ムラーノガラスの装飾やアンティーク家具に歴史を感じることができるでしょう。
ヴェネツィア本島のホテルは1年を通して少々高めであることが多いようです。格安予算での旅行を検討している方は、宿泊費が本島より安い本島周辺の島でホテルを探しましょう。本島で遅くまで観光、夕食をしても、水上バスが深夜1時頃まで運行しているので安心です。賢く宿泊して思い切り旅行を楽しみましょう。
一生に一度は訪れたい場所として挙がることの多いヴェネツィアですが、一度と言わず、二度、三度と訪れてみてください。ゆっくりと時間をかけて裏道を散策すれば、あなただけが知る秘密のヴェネツィアの景色に出会えるかもしれません。