都心から日帰りも出来る古都、鎌倉
カンヌ映画祭にも選出された映画「 海街** diary** 」。日本の女優4人がレッドカーペットを歩いたことが話題になりました。「海街diary」の舞台も鎌倉。歴史あり、江ノ電(江ノ島電鉄)ありの人気の街です。今回は誰もが楽しめる鎌倉観光のご紹介です。
かつては金色だった大仏様
鎌倉駅から江ノ電に乗ると、3駅で 鎌倉大仏 の最寄り駅、長谷駅に着きます。鎌倉のシンボルでもある大仏は、約750年前に造られた国宝で、当時は表面に金箔が貼られ、金色に輝いていたとされています。中は空洞のため、横から入って体内を見ることもできます。継ぎ目を見上げて、作った人たちの苦労と技術力の高さに思いを馳せるのも、良い思い出になるでしょう。
長谷駅に戻る途中には、あじさいの名所として有名な 長谷寺 があり、色とりどりの紫陽花が咲き乱れる季節には、入場規制が行われ整理券が配られることも。基本的には朝8時から入れますので、早起きして見るのがおすすめです。
極楽寺トンネルを挟んで、長谷寺の反対側には成就院があり、境内には鎌倉十井の一つである星ノ井があります。鎌倉十井とは、鎌倉の井戸の中で伝説がある10個の井戸を指す言葉で、ほかには小町通の鉄の井、明月院の瓶の井などが見やすい場所にあります。鎌倉十井をいくつまわれるか、ハイキングするのも楽しいかもしれません。
鎌倉は坂道と石段の多い街。歩きやすいシューズで出かけましょう。
長谷駅周辺の宿泊は、鎌倉には珍しい純和風旅館、かいひん荘鎌倉へ。洋室も和室も用意があります。
温泉もビーチもあります
江ノ電の稲村ケ崎駅で下車すると、鎌倉市唯一の天然温泉、 稲村ケ崎温泉 があります。18歳未満は入場できませんが、落ち着いた雰囲気のなか、静かに温泉につかることができます。観光の疲れを取り除いてから、次のスポットへ向かいましょう。
稲村ケ崎から一駅進むと、今度はサーフィンの聖地、 七里ヶ浜 です。江ノ電を降りると目の前はもう海。浜辺に立って右を見ると、晴れていれば富士山が大きな姿で出迎えてくれます。
ラグジュアリーな旅行がお好みの方は稲村ケ崎駅と七里ヶ浜駅の間にある高級ホテル、鎌倉プリンスホテルでの滞在が一押し。朝食ビュッフェも海を見ながら食べられると好評です。
やっぱり外せないおみやげ
鎌倉駅と 鶴岡八幡宮 を結ぶ2本の道が、 若宮大路 と小町通り。春には若宮大路の桜並木が満開になり、両側に桜を見ながら歩くことが出来ます。スイーツやせんべい、和風小物など、お店も多い小町通りでは、食べ歩きやショッピングが楽しめますよ。どちらの道も休日ともなれば観光客でごった返しますが、行と帰りで両方歩いてみてくださいね。
普段の旅行はB&Bやカプセルホテルで宿泊費を安く抑えている、という方は、鎌倉ゲストハウスに予約を取りましょう。朝食は付きませんが、相部屋は男女別で共有キッチンやシャワールームを使うことができます。ラブホテルとは違い消灯時間が決まっていますので他の宿泊者の方にも気を配って滞在しましょう。
外国人だけでなく日本人も季節ごとに多く訪れる歴史の街、鎌倉。1日では限られた場所しか回れません。できれば何泊かして仏像に歴史を感じ、海の幸や 鎌倉野菜 を味わい、潮風に吹かれて心の疲れを洗い流してください。