桜島と歴史とグルメの街、鹿児島市
薩摩と言えば、 西郷隆盛 、 さつま揚げ 、芋焼酎と浮かんでくるものが多い鹿児島。でも実際どんな街なの、と聞かれれば詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか。今回は自然とグルメに恵まれた鹿児島市をご紹介します。
鹿児島といえば桜島
桜島 は、鹿児島の人気観光スポット堂々の第一位と言える場所。鹿児島中央駅を中心に発達中の鹿児島タウンからも、フェリーで気軽に渡れる名所です。かつては本当に島でしたが、1914年の大噴火により鹿児島タウンの反対側にあたる大隅半島と陸続きになりました。
フェリーの所要時間は15分と船が苦手な人でも何とかなる近さ。到着したら 溶岩なぎさ遊歩道 を散策しながら烏島展望台へ行き、迫力満点の桜島を潮風に吹かれながら見物しましょう。長時間船に乗っても大丈夫、という人には1日1便運航のよりみちクルーズもおすすめ。鹿児島港から桜島まで、約50分かけてクルージングを楽しめます。
宿泊中も桜島を見ていたい方は、老舗の城山観光ホテルがぴったり。城山展望台のすぐ近くに位置し、露天風呂やレストランなどから雄大な桜島を眺めることが出来ます。
宿泊費用は格安で済ませたいという方には、鹿児島中央駅直結のビジネスホテル、JR九州ホテル鹿児島が便利。素泊まりプランで連泊するとさらにお得になります。
人気の歴史スポット
鹿児島に行ったら、鹿児島中央駅からの観光バス「カゴシマシティビュー」で約25分の 名勝 仙巌園 は必見です。薩摩藩主島津家の別邸として作られた約5ヘクタールの敷地からの眺めは最高。 篤姫 を将軍家へ嫁がせた28代目当主島津斉彬が、ガス灯の実験を行った跡や、日本初期の水力発電用のダム跡なども見ることが出来ます。正門は大河ドラマ「篤姫」の撮影にも使われました。
着物姿で犬を連れている人物、と言えば上野の西郷隆盛像ですが、夫人の糸子さんによれば、浴衣で犬の散歩などしなかったとのことで、生まれ故郷に建てられた軍服姿の銅像の方が実物に近いかもしれません。中央公園の斜め前に堂々と立つ鹿児島の西郷隆盛像は高さ8メートルもあり、絶好の撮影スポットとなっています。
やっぱり外せない鹿児島グルメとは
鹿児島グルメの代表格と言えば 黒豚 。鹿児島名物のサツマイモをたっぷり食べて育った黒豚は、柔らかく甘みを感じるのが特徴です。トンカツはもちろん豚しゃぶ、生姜焼き、豚骨ラーメンなど、メニューは様々。かわいい黒豚の顔を模した黒豚肉まんのおみやげもあります。桜島が見える展望温泉が自慢のホテルウェルビュー鹿児島でも、夕食の黒豚しゃぶしゃぶが大人気です。
黒豚に続いて鹿児島グルメランキングの2大勢力と言えば、スイーツ 白くま に決まり。コンビニスイーツとしてもすっかり定着した白熊かき氷ですが、昭和22年に鹿児島で考案されたのが始まりって知っていましたか。練乳とフルーツトッピングが定番ですが、羊羹がのっているものやフルーツが氷の中に隠されているもの、コーヒー味の黒熊、マンゴー味の黄熊など、お店ごとにおいしいこだわりがたくさん。ぜひ一休みして観光の疲れを癒しましょう。
鹿児島市から少し離れますが、 指宿 (いぶすき)まで行くと天然温泉の地熱を利用した 砂むし温泉 を楽しむことが出来ます。300年以上続く湯治で、浴衣で暖かい土の中に寝るというもの。血行も良くなりデトックスになりますよ。温泉が多い鹿児島。市内の宿泊施設も温泉が自慢の宿がたくさんあります。ぜひラブホテルに限らず、お気に入りのステイ先を見つけてください。